留学サッカー生活 inリヨン

僕とリヨン第3大学とOlympique Lyonnaisとメタルの話です。

リヨン”不”完全観光ガイドの話

Bonjour,

 

 

 クッソ久しぶりに記事を書きます。約2年ぶりに書きます。果たしてどれくらいの人がこのブログの存在を覚えているのか、もしくはこの音沙汰なくなった記事の掃き溜めにググって新たにアクセスしてくれるのか非常に不透明ですが、書きます。

 

 というのもこの春休み(もう3ヶ月前)に我がアナザースカイ、リヨンに帰還を果たしたからです。Return of the Jediならぬおれ。贔屓目に見ても見なくても、改めてリヨンは最高だと感じました。フランス第二の都市圏を誇り、美食の街として知られ、今なお古代ローマから続く歴史の面影が見られる都市です。最高じゃん?

 

 でも春休みにウホウホ揃いも揃って馬鹿の一つ覚えのように海外に行ってインスタにクソつまらん内輪ストーリーをあげる大学生(僕もです)は、フランスに足を運んだとしてもパリだけ、もしくはそれに加えモンサンミッシェルくらいしか行かないじゃないですか。

 

 

 

 

 

クソかよ。バカかっつー話だよな、ほんとに(アルピーチャンサカ風)。

 

 

 

 

 

 まあ仕方がない面はあるのはわかります。フランス旅行のガイドブックを見ても半分以上のページはパリに割かれてますし。あれには毎回憤りを覚えざるを得ない。

 

 ただその状況に一石を投じたい。知能指数サル以下、数値化するとIQ2、そんな観光客に留学していた僕がリヨンの素晴らしさを伝えたい。そんな一心で、僕は義務感にかられ今回筆を執り、もといはてなブログの記事を書くをクリックしました。ぜひ皆さんがリヨンの素晴らしさに心を打たれ、「最高やんけ!リヨン行ったろ!」と口走ってしまうような内容になればと思っています。

 

 とまあなんだか不遜な態度で書きましたが、本当に僕はリヨンが好きなので、フランスに行く予定がある人、もしくは留学する人には興味を持ってほしいです。それではOn y va!

 

 

 

 

・アクセス

 日本からリヨンに行く場合、ほとんどが

 ・パリの空港(シャルル・ド・ゴール空港:CDG)などどこかの空港→飛行機でリヨンの空港(リヨン・サン=テクジュペリ空港:LYS)

 ・パリ→TGVでリヨン

 ・パリ→バスでリヨン

になるかと思います。それぞれ軽く解説していきましょう。

 

・それぞれパリからの所要時間を考えると、当然飛行機が一番早いです。つまり楽。飛行機で1時間、TGVで2時間前後、バスで6時間前後。

 

・価格は当然飛行機が一番高いです。飛行機は2万弱、TGVは1万弱、バスは僕の過去記事も参考になるかと思いますが、5€〜15€くらい。

 

ryonnais.hatenadiary.jp

 

TGVだと到着はLyon Part DieuもしくはLyon Perracheになるかと思います。これらの駅は中心地にあるので到着後の移動は問題ないですが、空港から中心部に行くのにはrhônexpress(ローヌエクスプレス)というトラムに乗らなければいけません。これがバカ高。片道大人で16.1€します。ヨーロッパの空港の近隣市内へのアクセスで最も金がかかるとかなんとか(以前は普通のバスを乗り継いで行けましたが、その路線は廃止されました)。

 

Ouigo という格安TGVでリヨンへ行く方法もありますが、到着が空港の駅のダイヤも多く、結局トラムに乗ってそこそこ払わなければいけないということもあるので、このトラップには注意(そもそもパリからOuigo乗るのも結構辺境の駅からになる)。

 

 

 

 

・リヨン市内での交通

 リヨン中心部での移動では、TCLという会社が運営するメトロ、トラム、バスに乗ることになります。

 チケットはメトロの乗り場、トラムの乗り場等で購入することができ、1時間有効なもので1.9€、有効期限内であればいくらでも乗り換え可能です(メトロ⇄トラムなども可)。ただトラムに乗る場合は電子スタンプ(?)的な物に通し刻印をする必要があります。

 

これ

 

 

 マップは詳細なのを載せると重くなってしまうので割愛しますが、シンプルなのでそこまで迷うことはないでしょう。

 BellecourやHôtel de Villeの観光スポットにメトロA線、主要なTGVの停車駅Part DieuにメトロB線、Part DieuからBellecourに行くのに乗り換えるのがメトロD線って感じ。ちなみにメトロC線はかなりの急勾配で、座席の向きによっては重力をゴリゴリに感じ座りづらかったり、九品仏よろしく降車できないドアがあったり(柱がドアの目の前にある謎設計)、ちょっと面白いです。

 

TCLのマップはこちら

 

 まあ正直全然歩いて移動できます。またvélo'vというシェアチャリサービスもあり(パリのVélib'が有名だけどそれリヨンのパクリだから。ナメンナヨ)、概して移動は楽です。

 

ryonnais.hatenadiary.jp

(参考)

 

 

 

 

・観光スポット

 書き始めて約2時間、やっとメインディッシュにたどり着いた。ブログ書くの相変わらず鬼キツかよ。

 ということで写真と共に紹介していきます。

 ただし僕は教会や美術館など高尚なアートの教養がほぼ皆無であり、そのため少なくともリヨンのそういった施設に足を踏み入れたことはほとんどありません(教会とかどこも一緒だべ)。それ故僕が紹介できるのはそれらを除いた一部分であり、この記事のタイトルが”不”完全観光ガイドたる所以はここにあります。あしからず。

 

 

 

Basilique Notre-Dame de Fourvière(フルヴィエールのノートルダム大聖堂

 リヨン旧市街の丘の上にそびえ立つバカでかい教会です。秒で教会?行かねえよカスと言わんばかりのフリを回収したわけですが、これはリヨンで一番の観光スポットなのでしょうがないです。

 

 ケーブルカーに乗って行くのも良いですが、この階段がイキフンバイヤーでおすすめなのでここを登って行きましょう。冬でも滝汗不可避。

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クソ洒落てる

 

 建物自体大きくて豪華で素人目でもすごいとわかる代物ですが、特筆すべきはこの大聖堂(正確には大聖堂の隣から)望むリヨンの景色です。こういうのをmagnifiqueって言うんだよな。まさしくリヨンのシンボル。

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Théâtres Romains de Fourvière(古代ローマ劇場)

 大聖堂から歩いて3分ほどのところにあります。その名の通り古代ローマの時代に建てられた劇場。西暦にすると紀元前43年頃。単純にやばない?

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 この位置からゴリゴリ映える写真を撮れることが先日の旅行で発覚したので全世界に伝えたい。

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後ろに大聖堂写ってます

©︎某マネージャー氏 

 

 

ベルクール広場

 リヨンの観光の中心地。リヨンの銀座。北へ行けばリヨン市庁舎やオペラ座があるHôtel de Ville、南に行けばPerracheです。ここに行けばまあ買い物はなんでもできます。

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大聖堂が奥にあります

 

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観覧車があったりなかったりします

 

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Hôtel de Villeのテロー広場。奥の建物がリヨン市庁舎。泉も綺麗でなんか有名だったけど名前忘れたからググってください

 

 

 

ローヌ川とソーヌ川

 リヨンを流れる2本の川(西側がソーヌ、東側がローヌ)です。リヨン南部のコンフリュアンス地区で合流します。リヨンは基本的にこの2本の川によって分かれていて、ソーヌ川の西側が旧市街、ローヌ川の東側が新市街です。真ん中はなんて言えば良いかよくわからないですが、先述のBellecourやHôtel de Villeがある文字通り中心地です。

 ローヌ川の方が大きく川沿いも人通りは多いですが、ソーヌ川の穏やかで閑静な流れも居心地の良さでは負けていません。ちなみにローヌ川沿いは僕のランニングコースでした。まじアナザースカイ。はっきり言えるのはパリの(汚いセーヌ川よりもこっちのが全然良いってこと。

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ローヌ川

 

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ソーヌ川

 

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コンフリュアンスの合流地点。ONLYLYONまじイケてる

 

 

 

Vieux Lyon旧市街)

 その名の通りリヨンの旧市街。石畳の小道が絡み合う歴史を感じる地区。リヨンの郷土料理ブションの店もこの地区に多くあります。

 

 ちゃんと紹介したかったけど写真皆無だった。留学してるとどんなに美しい街並みも見慣れた風景になってしまうもん。まあでも百聞は一見に如かず、と言うことでぜひ足を運んでどうぞ!(うまく逃げ切った〜)

この辺です。

 

 

 

 

・だまし絵

 リヨンには多くのだまし絵があり、一つ一つが完全に街と同化してそのアートな雰囲気、つまりインスタ映えな雰囲気を際立たせているのですが、中でも有名なのはCroix-Rousse地区のここにあるこのだまし絵。バカでかいし緻密。ちょっと男1人で行くところではないので先日の旅行で初めて行きました。

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でかすぎて全部写ってる写真なかった

 

 

 

・Parc de la Tete d’Or(テット・ドール公園)

 最後はフランス最大の都市公園。動物園や植物園があります。

 まあこれをお読みください。

ryonnais.hatenadiary.jp

 

 

 

 

 

 

・まとめ

 いざリヨンの観光スポットをまとめてみると、自然や広場や公園など、日常の風景を切り取った場所が多いと思いました。ちょっと萎え。自分で書いといてなんですが。それもそのはず、リヨンにはエッフェル塔凱旋門ヴェルサイユ宮殿のようなド派手な観光スポットはありません。どうあがいても観光客にとってパリより魅力的な都市にはなり得ません。

 

 ただそれで良いんです。そういった煌びやかなあれこれはパリに任せて、リヨンではリヨンの良さを感じられれば良いんです。そしてこれはリヨンに限った話ではありません。フランスという国をパリという世界有数の大都市、最先端の文化の発信地という一つの側面からだけで見ずに、ちょっと視野を広げてみたら、ほんの数日の旅行でも、好きになれる場所、雰囲気、文化などの要素が見つかるはずです。そしてその広げた視野の先にはリヨンという美しい街があることでしょう。

 

 

 

 

 

上手く締めたった〜〜〜

それでは!

 

*美食の街として有名なリヨンですが、メシのことには全く触れませんでした。僕はバカ舌なので、グルメのことはわかりません。その他歴史や文化についてなども、クソ長くなったので、ほぼ触れませんでした。なのでそのような事を知りたい方はggrksぜひググってみてください(雑)。