留学サッカー生活 inリヨン

僕とリヨン第3大学とOlympique Lyonnaisとメタルの話です。

リヨン”不”完全観光ガイドの話

Bonjour,

 

 

 クッソ久しぶりに記事を書きます。約2年ぶりに書きます。果たしてどれくらいの人がこのブログの存在を覚えているのか、もしくはこの音沙汰なくなった記事の掃き溜めにググって新たにアクセスしてくれるのか非常に不透明ですが、書きます。

 

 というのもこの春休み(もう3ヶ月前)に我がアナザースカイ、リヨンに帰還を果たしたからです。Return of the Jediならぬおれ。贔屓目に見ても見なくても、改めてリヨンは最高だと感じました。フランス第二の都市圏を誇り、美食の街として知られ、今なお古代ローマから続く歴史の面影が見られる都市です。最高じゃん?

 

 でも春休みにウホウホ揃いも揃って馬鹿の一つ覚えのように海外に行ってインスタにクソつまらん内輪ストーリーをあげる大学生(僕もです)は、フランスに足を運んだとしてもパリだけ、もしくはそれに加えモンサンミッシェルくらいしか行かないじゃないですか。

 

 

 

 

 

クソかよ。バカかっつー話だよな、ほんとに(アルピーチャンサカ風)。

 

 

 

 

 

 まあ仕方がない面はあるのはわかります。フランス旅行のガイドブックを見ても半分以上のページはパリに割かれてますし。あれには毎回憤りを覚えざるを得ない。

 

 ただその状況に一石を投じたい。知能指数サル以下、数値化するとIQ2、そんな観光客に留学していた僕がリヨンの素晴らしさを伝えたい。そんな一心で、僕は義務感にかられ今回筆を執り、もといはてなブログの記事を書くをクリックしました。ぜひ皆さんがリヨンの素晴らしさに心を打たれ、「最高やんけ!リヨン行ったろ!」と口走ってしまうような内容になればと思っています。

 

 とまあなんだか不遜な態度で書きましたが、本当に僕はリヨンが好きなので、フランスに行く予定がある人、もしくは留学する人には興味を持ってほしいです。それではOn y va!

 

 

 

 

・アクセス

 日本からリヨンに行く場合、ほとんどが

 ・パリの空港(シャルル・ド・ゴール空港:CDG)などどこかの空港→飛行機でリヨンの空港(リヨン・サン=テクジュペリ空港:LYS)

 ・パリ→TGVでリヨン

 ・パリ→バスでリヨン

になるかと思います。それぞれ軽く解説していきましょう。

 

・それぞれパリからの所要時間を考えると、当然飛行機が一番早いです。つまり楽。飛行機で1時間、TGVで2時間前後、バスで6時間前後。

 

・価格は当然飛行機が一番高いです。飛行機は2万弱、TGVは1万弱、バスは僕の過去記事も参考になるかと思いますが、5€〜15€くらい。

 

ryonnais.hatenadiary.jp

 

TGVだと到着はLyon Part DieuもしくはLyon Perracheになるかと思います。これらの駅は中心地にあるので到着後の移動は問題ないですが、空港から中心部に行くのにはrhônexpress(ローヌエクスプレス)というトラムに乗らなければいけません。これがバカ高。片道大人で16.1€します。ヨーロッパの空港の近隣市内へのアクセスで最も金がかかるとかなんとか(以前は普通のバスを乗り継いで行けましたが、その路線は廃止されました)。

 

Ouigo という格安TGVでリヨンへ行く方法もありますが、到着が空港の駅のダイヤも多く、結局トラムに乗ってそこそこ払わなければいけないということもあるので、このトラップには注意(そもそもパリからOuigo乗るのも結構辺境の駅からになる)。

 

 

 

 

・リヨン市内での交通

 リヨン中心部での移動では、TCLという会社が運営するメトロ、トラム、バスに乗ることになります。

 チケットはメトロの乗り場、トラムの乗り場等で購入することができ、1時間有効なもので1.9€、有効期限内であればいくらでも乗り換え可能です(メトロ⇄トラムなども可)。ただトラムに乗る場合は電子スタンプ(?)的な物に通し刻印をする必要があります。

 

これ

 

 

 マップは詳細なのを載せると重くなってしまうので割愛しますが、シンプルなのでそこまで迷うことはないでしょう。

 BellecourやHôtel de Villeの観光スポットにメトロA線、主要なTGVの停車駅Part DieuにメトロB線、Part DieuからBellecourに行くのに乗り換えるのがメトロD線って感じ。ちなみにメトロC線はかなりの急勾配で、座席の向きによっては重力をゴリゴリに感じ座りづらかったり、九品仏よろしく降車できないドアがあったり(柱がドアの目の前にある謎設計)、ちょっと面白いです。

 

TCLのマップはこちら

 

 まあ正直全然歩いて移動できます。またvélo'vというシェアチャリサービスもあり(パリのVélib'が有名だけどそれリヨンのパクリだから。ナメンナヨ)、概して移動は楽です。

 

ryonnais.hatenadiary.jp

(参考)

 

 

 

 

・観光スポット

 書き始めて約2時間、やっとメインディッシュにたどり着いた。ブログ書くの相変わらず鬼キツかよ。

 ということで写真と共に紹介していきます。

 ただし僕は教会や美術館など高尚なアートの教養がほぼ皆無であり、そのため少なくともリヨンのそういった施設に足を踏み入れたことはほとんどありません(教会とかどこも一緒だべ)。それ故僕が紹介できるのはそれらを除いた一部分であり、この記事のタイトルが”不”完全観光ガイドたる所以はここにあります。あしからず。

 

 

 

Basilique Notre-Dame de Fourvière(フルヴィエールのノートルダム大聖堂

 リヨン旧市街の丘の上にそびえ立つバカでかい教会です。秒で教会?行かねえよカスと言わんばかりのフリを回収したわけですが、これはリヨンで一番の観光スポットなのでしょうがないです。

 

 ケーブルカーに乗って行くのも良いですが、この階段がイキフンバイヤーでおすすめなのでここを登って行きましょう。冬でも滝汗不可避。

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クソ洒落てる

 

 建物自体大きくて豪華で素人目でもすごいとわかる代物ですが、特筆すべきはこの大聖堂(正確には大聖堂の隣から)望むリヨンの景色です。こういうのをmagnifiqueって言うんだよな。まさしくリヨンのシンボル。

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Théâtres Romains de Fourvière(古代ローマ劇場)

 大聖堂から歩いて3分ほどのところにあります。その名の通り古代ローマの時代に建てられた劇場。西暦にすると紀元前43年頃。単純にやばない?

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 この位置からゴリゴリ映える写真を撮れることが先日の旅行で発覚したので全世界に伝えたい。

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後ろに大聖堂写ってます

©︎某マネージャー氏 

 

 

ベルクール広場

 リヨンの観光の中心地。リヨンの銀座。北へ行けばリヨン市庁舎やオペラ座があるHôtel de Ville、南に行けばPerracheです。ここに行けばまあ買い物はなんでもできます。

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大聖堂が奥にあります

 

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観覧車があったりなかったりします

 

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Hôtel de Villeのテロー広場。奥の建物がリヨン市庁舎。泉も綺麗でなんか有名だったけど名前忘れたからググってください

 

 

 

ローヌ川とソーヌ川

 リヨンを流れる2本の川(西側がソーヌ、東側がローヌ)です。リヨン南部のコンフリュアンス地区で合流します。リヨンは基本的にこの2本の川によって分かれていて、ソーヌ川の西側が旧市街、ローヌ川の東側が新市街です。真ん中はなんて言えば良いかよくわからないですが、先述のBellecourやHôtel de Villeがある文字通り中心地です。

 ローヌ川の方が大きく川沿いも人通りは多いですが、ソーヌ川の穏やかで閑静な流れも居心地の良さでは負けていません。ちなみにローヌ川沿いは僕のランニングコースでした。まじアナザースカイ。はっきり言えるのはパリの(汚いセーヌ川よりもこっちのが全然良いってこと。

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ローヌ川

 

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ソーヌ川

 

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コンフリュアンスの合流地点。ONLYLYONまじイケてる

 

 

 

Vieux Lyon旧市街)

 その名の通りリヨンの旧市街。石畳の小道が絡み合う歴史を感じる地区。リヨンの郷土料理ブションの店もこの地区に多くあります。

 

 ちゃんと紹介したかったけど写真皆無だった。留学してるとどんなに美しい街並みも見慣れた風景になってしまうもん。まあでも百聞は一見に如かず、と言うことでぜひ足を運んでどうぞ!(うまく逃げ切った〜)

この辺です。

 

 

 

 

・だまし絵

 リヨンには多くのだまし絵があり、一つ一つが完全に街と同化してそのアートな雰囲気、つまりインスタ映えな雰囲気を際立たせているのですが、中でも有名なのはCroix-Rousse地区のここにあるこのだまし絵。バカでかいし緻密。ちょっと男1人で行くところではないので先日の旅行で初めて行きました。

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でかすぎて全部写ってる写真なかった

 

 

 

・Parc de la Tete d’Or(テット・ドール公園)

 最後はフランス最大の都市公園。動物園や植物園があります。

 まあこれをお読みください。

ryonnais.hatenadiary.jp

 

 

 

 

 

 

・まとめ

 いざリヨンの観光スポットをまとめてみると、自然や広場や公園など、日常の風景を切り取った場所が多いと思いました。ちょっと萎え。自分で書いといてなんですが。それもそのはず、リヨンにはエッフェル塔凱旋門ヴェルサイユ宮殿のようなド派手な観光スポットはありません。どうあがいても観光客にとってパリより魅力的な都市にはなり得ません。

 

 ただそれで良いんです。そういった煌びやかなあれこれはパリに任せて、リヨンではリヨンの良さを感じられれば良いんです。そしてこれはリヨンに限った話ではありません。フランスという国をパリという世界有数の大都市、最先端の文化の発信地という一つの側面からだけで見ずに、ちょっと視野を広げてみたら、ほんの数日の旅行でも、好きになれる場所、雰囲気、文化などの要素が見つかるはずです。そしてその広げた視野の先にはリヨンという美しい街があることでしょう。

 

 

 

 

 

上手く締めたった〜〜〜

それでは!

 

*美食の街として有名なリヨンですが、メシのことには全く触れませんでした。僕はバカ舌なので、グルメのことはわかりません。その他歴史や文化についてなども、クソ長くなったので、ほぼ触れませんでした。なのでそのような事を知りたい方はggrksぜひググってみてください(雑)。

EURO2016 フランスvsアイルランド観戦の話

Bonjour,

 

 

 久々の、というか初めての?(よく覚えていない)連日の投稿です。頑張るな〜自分。報われない努力。もうすぐ帰国なので日本で報わせてやってください、何らかの方法で。笑 僕を知っている人はブログ読んでる、とでも声を掛けてくれると非常に救われます。僕を知らない読者の方はOLの試合を見るかメタルを聞くか、それだけで充分です、そのことを僕は知る由もありませんが、僕の好きなものを好きな人が増えるだけで幸せなのです。そしたらこの垢をフォローしてくれてもいいんだぜ!

twitter.com

 

 

 

 

 

 まぁそんなことはさておき、今日は昨日書いた通り先日のEURO 2016、フランスvsアイルランド観戦の話です。メタルなんて興味ないサッカーバカ歓喜のネタですな。そんなこと思ってる奴は死んでしまえ!(直球)

 

 サッカーといえば、Tola Vologeでの練習を終えたり、ヌクルとリブスが加入したり、フィジコのピントゥスがマドリーに引き抜かれそうになってたりとOL関連のネタは色々溜め込んでおります。そちらも乞うご期待(書いたら読んでくださいお願いします)。

 

 

 

 

 ということで行きましょう、僕のフランスでのラストマッチ、France vs Éire!

 

 

 

 

 

 

 僕は今住んでいるところがVilleurbanneというリヨン東部の街なので、Part DieuからではなくVaux-en-Velinから行きました。なぜかは知りませんが、スタジアム行きのトラムに加え、バスも出ていました。こういう適当なところもフランスらしいです。普段は適当すぎてputain!と思うのが常ですが、上手くいく時は上手くいくもんです。

 

 バスの中ではラ・マルセイエーズの大合唱。フランス人は本当に国歌が好き。試合中でもなぜかよく分からないタイミングで誰かが歌い始め、それに乗っかってスタンド全体が熱唱します。だって日本人が試合中君が代歌い始めたら笑っちゃいますよね?お通夜かって話です。選手の士気も下がる、というか混乱するわ。笑 まぁもちろんそれは国歌のリズムや歌詞、意味合いの違いなんでしょうけど(ラ・マルセイエーズの歌詞が残酷でワロタってのは有名な話ですよね)。

 

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スタジアム着。Parc OLもEURO仕様に衣替えです。そして当然のごとくフランスサポばかり。

 

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席からの眺めはこんな感じでた。カテ2なので今までで一番良い席でした。もうちょい中央寄りでもよかった気はしますが、普段はVIP席の部分なので文句は言えない。

 

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これは別の時(ボルドー戦)に撮った写真なのですが、VIPの席には軽くクッションが付いています。2階席だし座りやすいし、105€払っただけありました(viagogoでは800€とかでチケット売られていました)。最近ゴミ(のような物)しか食ってないしトラムもメトロも載ってないし、これくらい贅沢したって、いいべ?(あまちゃん風に。解るやつだけ解ればいい。笑)

 

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試合開始前のセレモニー。リヨンでフランス代表の試合をやるのは2009年以来10試合目だそう。ことごとく運が良い自分氏。CL、ジェルラン最後、新スタ、Tola Vologe最後、女子3冠、トゥーロンで日本代表と留学のタイミング良かった話は欠かしません。

 

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C'est parti! Allez les Bleus!

 

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と始まったはいいが、ものの2分でPKで失点という。笑 特にレブルーサポでもない自分失笑。でも試合展開的には先制された方が面白いから良かったんだけど。文字通りスタンドのほんの片隅を占めるアイルランドサポ歓喜

 

 

 そしてそのまま前半終了。アイルランドの体を張った守備の前に特にこれといったチャンスは作れず、サポからはブーイングが。見てて印象に残ったことはカンテの相手の攻撃の芽を潰す予測能力とセンス、それとコシェルニーの相手の(ロングの)挑発に乗らない冷静さ。笑

 

 

 

 

 そして後半。そのカンテに替えてみんな大嫌いコマンを投入。でも実際今大会コマンは出色の出来だと思う。バイエルンで見た時はドグラス・コスタがキレキレすぎててあまり印象に残らなかったけど。まさにそのコスタのようなキレ。

 

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そして歓喜の瞬間!グリーズマン!フランス同点に追いつく。この日微妙だなーと思っていたらそんな僕をあざ笑うかのように綺麗に決めた。笑 アイルランド的には中揃ってたしこのシーンのマークのずれが痛恨だったかな。

 

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更にもういっちょグリーズマン、フランス逆転!両チーム合わせて3ゴール全部こっち側で観れたという。というか思い返せば今大会生観戦した3試合で生まれたゴール5点(ピケ、エデル、ブレイディ、グリ2)全部自分側のゴールに決まってた。また自分の強運列伝に新たな逸話が...

 

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そしてまたグリーズマンが抜け出しハットか!?というところでダフィーが足をかけ妥当なルージュ。そのシーンのFK。これで勝敗は決してしまった。

 

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その後フランスがチャンスを作るも決めきれず、しかし危なげなく2-1で試合終了。フランスがしっかりベスト8に駒を進めました。アイルランドは終盤10人になって体力も限界、点取る力は残ってなかったって感じ。前線がウォルタースじゃ単独突破も期待できないもんな。

 

 

 

 ウムティティとジャレが我らがParc OLで出番がなかったのが少し残念。ウムティティは最後アップしてたけど結局出たのはシッソコだったし。でも次アイスランド戦では出場停止のラミに代わり出番がくる模様。バルサとかいうクソウンコ偉大なクラブ(当方マドリーファンでして)に移籍する前にその実力をヨーロッパ中に見せつけてやれ!(てか普通に23人のリスト入ったのにヴァランとマテューに代わり招集されたラミとウムティティに先を越されるマンガラの胸中如何に...笑)

 

 

 

 

 

 

 

 というわけでこのブログのタイトルでもある、僕の「留学サッカー生活」は終わりを迎えてしまいました。この10ヶ月、CLから女子、フランス4部のアマチュアリーグまで。クソみたいに試合を見ました。その数おそらく70試合弱。5日に1試合以上の計算。笑 ここまでサッカー中心の生活を送った一般の留学生はまずいないでしょう。自分を誇りに思います。笑 将来この経験を活かせるよう頑張らねば。僕のサッカー生活は続きます。

 

 

 その70試合はまた別の機会にまとめてみるとして(こちらも乞うご期待)、今日はここまで。みなさん6月最後の日をprofite bien!(意味深...解るやつだけry)

 

 

 

 

 

 それではBonne journée、以上長文失礼しました〜〜

Download Festival Parisに一人で乗り込んでみた話・2日目

Bonjour,

 

 

 どうもこんにちは。最近は割と更新率が高いので、そろそろこのつかみの部分に書くネタが無くなりつつなってきています。

 アイディア不足。この言葉はサッカーにおける自分のプレーを思い起こさせます。ここ最近EUROやOLの練習を生で見ていて、何回「ああ、この人達の才能が1%でもあれば…💩💩」と思ったことか。イニエスタとかキチガイだろ。笑 それでもイタリアの組織的な守備の前には成す術なく破れてしまうという。才能で劣る者はあれを目指すしか勝機を見出せないわけです。ということは…?このブログもユーヴェ4人とデ・ロッシを後ろに並べてカテナチオ、前に置いたペッレのロスタイムに見せる一発の望みに懸けて奮闘すれば芸能人とかアルファのブログに勝てんのか…?

 んなわけはないですね。今日も自分の才能の乏しさを嘆きつつキーボードを打つことにしましょう(割と上手くまとまった感!?)。

 

 

 

 

 ということで前回の続き、Download Festival Parisについて書いていこうと思います。みなさん前回の記事を読んでしっかりYouTubeの再生ボタンをポチッとしましたか?まぁしてないでしょうね、僕はメタルの記事を書くとアクセス数が伸びないことを既に悟っています。

 がしかし!そんな逆風に負けるほどメタラー魂がヤワなわけはなく!今日もしっかりヘドバン!ヘドバン!ヘドバン!ヘドバン!ヘドバン!ヘドバン!バンバンババン!でいきます、Allez自分!!!

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6/11

2日目、3日目は初日より開始時間が少し早めでした。14時には既に会場についていたような。フランス人はアホ時間にルーズで早めに到着するということを知らないので日本人基準で行動するとライブの場合は大抵吉と出ます。混まないうちに入れたり、最前列取れたり。

 

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ステージ3でやってたShinedown。

結構名前も知れてるバンドなのにここでやるという。中々盛り上がってた。

 

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そしてこの日僕にとっての最初のアクトはApocalyptica。

セットリストは:

Reign of Fear
Refuse/Resist
I'm Not Jesus
House of Chains
Shadowmaker
Inquisition Symphony
Seek & Destroy
Hall of the Mountain King

 

フィンランド出身のチェリスト3人、ドラマー1人から成るバンド、アポカリプティカ。そこまで知ってるわけではないけどかっこよかった。持ち時間が45分だったからか、Master of Puppetsやんなかったのは残念だったけど。あとボーカル参加してるボーカルのFrankyはそんなに良くない。笑 ビジュアル的にも浮いてるし。結局Hall of the Mountain Kingが盛り上がったよね。

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 その後一度ステージを離れてTシャツ購入!Amon Amarth!フランス来てかなりライブ行ったけど、マーチャンダイジングでなんか買ったのはこれだけ(金ないし)。

 これ見るからにダサいし他のデザイン(Deceiver of the GodとかJomsvikingのやつ的な)が欲しかったけど、これしかなかったから即決。Triviumのも欲しかったけど我慢。実際着てみるとダサすぎて逆に良いし、背中は今年のフェスティバルツアーだしお気に入り。日本でこれ着てる人いたら多分僕。笑

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ダサかっこいいの境地。笑

 

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そしてお次はSaxon。

セットリストは:

Battering Ram
Motorcycle Man
Sacrifice
Power and the Glory
Battalions of Steel
20,000 Ft
Dogs of War
Heavy Metal Thunder
Strong Arm of the Law
Crusader
Wheels of Steel
Princess of the Night

 

 2日連続でNWOBHMのバンドが観れるとは。笑 これまた小学生くらいの時から父さんの影響で聞いてたバンドだし、めっちゃ好きっていうわけではなくてもこのメンツでは外せないところだった。帰って父さんに動画送っちゃったし。笑

 Wheels of SteelとかStrong Arm of the Lawのアルバム(これらを聞いて育った)からも結構やるし、新譜も昔ながらのサクソンですごいいいライブだった。途中でセトリの紙を破って、747かCrusaderかどっちにする!?て観客に選曲を委ねてきてわろた。結果後者になって残念。笑 747聞きたかったのにどうしてみんな!?

www.youtube.com

 

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その次もメインステージ待機、我らがBabymetal!こっちは日本人として外せなかった。2回目のライブ。

 

 

 日本人は結構いたけど、見かけた方はほとんどベビメタのために遠征してるような人達ばかり。メタラー(決してベビメタファンを蔑視とかしているわけではないけど、やはり自分的には他のメタルバンドを聞かない人をメタラーとは呼べない)はあまりいなかった印象。

 というのも、あらゆるところで議論し尽くされたように、Babymetalは純粋なメタルバンドではなく、日本独自のメタルのハイブリッド化の結果生まれたメタル・ダンス・ユニットというわけです。僕は元々メタルが好きで、最初は大多数のメタラーがそうであった、または今なおそうであるように彼女たちを露骨に遠ざけ距離を置く、もしくは若干軽蔑していました。メタルをなめんなよと。しかしIDZやメギツネ、ヘドバンギャーを聞いて「え?これ普通に音楽的にはメタルじゃん?」という感情が芽生え、そこからは彼女たちの戦略の思う壺、聞けば聞くほどはまっていってしまったという顛末でした。

 つまり僕は、彼女らがメタルバンドだろうがアイドルだろうがなんだろうがその音楽を「メタル」として聞いています(そしてドキモやメタ太郎はクソだと思っています)。Babymetalがそのパフォーマンス、話題性、またもちろんビジュアルからメタルを聞かない層の人々を惹きつけ、(純粋な?)メタルへの架け橋となってくれればと常々思っています。なので1人のメタラーとしては、もちろんそのような形もありだと思うし批判する気は毛頭ないのですが、いわゆるメイトの方々がせっかくフェスに来ているのに(少なくとも僕の目で見る限り)他のバンドに脇目もふらずにいるのは少々残念に思ってしまいます(気分を害された方がいたら申し訳ないです)。

 

セットリストは:

Babymetal Death
Gimme Chocolate!!
Catch Me If You Can
Megitsune
KARATE
Road of Resistance

 

多くの方がご存知の通り、最初のBabymetal Deathのところで不具合があり、持ち時間は30分に短縮、たった6曲のパフォーマンスということに。

 

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これは多分サウンドチェックの時。

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でこれがその不具合の時かな。実際待っている間雰囲気はそこまで良くはなかったし、ピカチュウなどコスプレ部隊とカメラマンの好プレーがなければブーイングの嵐となっていたかも。実際しびれを切らして移動する人も少なからずいたし。ベビメタのまとめとかでは文句も言わず待ち続けるフランス人素晴らしい…とかなってたけどそんなわけはなく。冷静にフランス人がそんな忍耐強いわけないです。笑

 

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ただ始まってからは相変わらず最高のパフォーマンスでした。Su-Metalは歌上手すぎだろ。笑 しかも可愛いし言うことない。笑 フェスで観客どんな感じになるのかなって思ってたけど、割と後ろの方も(興味本位かわからんけど)埋まってたし、Babymetalの凄さ、勢いを肌で感じたライブでした。

www.youtube.com

www.youtube.com

 

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しかし次のために無念の途中退場。ウェンブリーでも見たしね…

 

 

 

 

 

 

そしていよいよ!本ブログでも再三取り上げてきた!

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Amon Amarthの登場!ステージ2でした。もうこの写真からしてかっけえよ。

セットリストは:

The Pursuit of Vikings
As Loke Falls
First Kill
Runes to My Memory
Destroyer of the Universe
Death in Fire
Deceiver of the Gods
War of the Gods
Raise Your Horns
Guardians of Asgaard
Twilight of the Thunder God

 

最っ高のセトリ(ニワカにとっては)。

 

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The Pursuit of Vikings。スピードある曲ではないけど、最初このイントロから入るライブって反則だろ。みんなジャンプ。みんな叫ぶ。みんなメロイックサイン。

youtu.be

 

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As Loke Fallsかな。ドラゴン煙を吹く。笑 なんとなくステージに近づいていることからわかる通り、後ろからの圧力が凄まじかった。前の方には段差がなぜかあって躓く人も。

 

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First Kill!The first man I killed, was the earl's right-hand man...

I!Am the out cast!All alone!I'm a nomad without home!

Jomsviking一曲目のキラーチューン。やばかった…思い出すだけでヘドバンできる…笑

www.youtube.com

 

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 そして人生初のモッシュピットにも参加しました。アモアマのライブだし参加しなきゃいけないという謎の使命感、ここで行かなきゃ一生行かないという自己分析の結果僕の身体は自然と大男の集まる輪の中へ向かって行きました。笑

 でも楽しかった。笑 ほとばしる汗、上がる歓声、ぶつかる上半身、ほとばしる汗、女ハン・ヘッグの声、ツインギター、ほとばしる汗、ともうこの世に存在する「男臭い」とみなされる要素を全て一緒くたにしたようなイメージです。最高だった。つかこれ聞いてヘドバンしないやつなんて人間じゃない。俺は認めないぞ!

 

 というわけで絶え間なく鳴り続けるバスドラの如く夢のような時間は過ぎてゆき、Twilight of the Thunder Godでしっかりヨハン・ヘッグがムジョルニア(英語だとムヨルニアらしいね、ソーの映画でもダーシーがその名前よくわかってなくてムニャムニャとか言ってたし)を振り下ろし、Amon Amarthのライブは終わりました。

www.youtube.com

(これはHellfestでの映像ですが、セトリは同じでDownloadの時と同じく圧倒的なパフォーマンスなので是非見てもらいたい。ちょうど一時間なので勉強のBGMにでも)

 

 

 

 

 

 そしてすっかり疲れた僕はKornをパスしバス(20時くらいはかなり空いていた)に乗り込んで帰路につきました。3日目に続く。

 

 

 

 

 

 当初3日目の分も書こうと思いましたが、予想外に長くなりました。ベビメタで語った後アモアマだし当然とも言えるな。疲れた。笑

 

 こんなに1日1日力を入れて書くのもメタル布教のためです、僕は本当にメタラーの友達が欲しいです。この記事を読んでくださった皆さん、このシリーズ3日目の分も是非よろしくお願いしますね。

 

次回は一休みで先日のEURO 2016、フランス対アイルランドについて書いていこうと思います。帰国も近づいてきました。ラスト頑張ります(頑張れと言われなくても頑張ります)。

 

 

 

 

 それではBonne journée、以上長文失礼しました〜〜

Download Festival Parisに一人で乗り込んでみた話

Bonjour,

 

 

 どうもこんにちは。フランスではようやく曇りや雨の日々が終わりを迎え、今まで力を貯めてきていたのかとばかりに太陽が本領発揮、余裕で真夏日となる毎日を送っています。クソ暑いです。夏ってこんな辛かったっけか。ここ数日は帰国を控え日本の炎天下(気温はそこまで変わりませんが、日本のがやはり蒸し暑いかも)に慣れるために強烈な日差しの下ランニングしたり歩いたりしていますが、地獄です。今住んでいるところがリヨン郊外だということは前回の投稿で書きましたが、そこからチャリで中心部に行くのもまた地獄。痩せそうです。でもたかが5kmのために1.8€使うのもバカバカしい。

 

 

 そんな暑くてダルい気候を、夏バテを(そして日本では憂鬱な梅雨を)吹っ切りテンションを上げ、来る夏本番に向けてメンタルを整えていくにはどうすればいいか。

 

 

 

 

 

 と聞かれればまぁ勘が鋭い人は言わずもがな気づいていると思いますが、そのためにはやはりメタルを聞いて歌いヘドバンするのが最良の手段です(余計暑苦しいという意見はナシで。てか例え余計暑苦しいとしても逆に一線を超えそうだよね)。

 

 というわけで今回は先日(一人で)行ってきた生まれて初めてのフェス、Download Festival Parisについて書こうと思います。てかなんか最近コロカシオン(シェアハウス)してる黒人がミュージシャンとか言って僕の嫌いなタイプのわけわからんヒップホップとかなんか知らんけどそういう類の(僕にとって)クソみたいな音楽を大音量で流して歌ってるからイライラしてる。笑 そのフラストレーションをこの記事で発散しようと思います。こっち来てからJ-POPも当然全く聞かないし本当に音楽に関してはメタル漬けになってます。みんな覚悟しててください。てかこれについて書かないわけにはいかないんです。Iron Maiden見てきたんですから。いざゆけメタラー魂!

 

 

 

 

 

 そもそもDownload Festival Parisとは。

 

ダウンロード・フェスティバル(Download Festival)とは、イギリスのイングランド、レスターシャーにて行なわれている野外ロック・フェスティバルである。毎年の晩春時期に開催され、ライブ・ネイションが主催する。
世界的に著名なサーキット場であるドニントン・パークを会場としており、同地では過去にオズフェストやモンスターズ・オブ・ロックが行われたことがあり、ダウンロード・フェスはその流れを踏襲して、ハード・ロック/ヘヴィ・メタルからラップロック、グランジやポップパンクまで広くラウドロック全般に特化したフェスとして開催される。当初2日間開催であったが、2005年から3日間開催に移行している。

Wikipediaより引用)

 

 

 つまり本家はイギリスでやってるやつ、ということです。それが今年から(来年以降もあるかはまだ不明、オフィシャルTwitterはまた来年とツイートしてたけど)フランスはパリ、ブローニュの森にあるロンシャン競馬場(Hippodrome de Longchamps)でも開催されるようになった、ということです。どのような経緯でフランスでも開催されるようになったかは不明(ググっても見つからなかった)ですが、おそらくはHellfest(クリッソンで開催されるヨーロッパ最大級、フランスでは最初のかつ最大のメタルフェス)にも対抗できるフェスを作るという目論見があったのではないかなと思います。

事実、フランス西部の都市ナントから電車で20分程度のクリッソンで開催されるHellfestに対し、このDownload Festival Parisはパリ16区(つまりパリ郊外ではなく、本当にパリ)のPorte Maillot、Porte Dauphineからシャトルバスが出ていてるというアクセスの良さ、車いらずのフェスティバルということを前面に押し出しています。その結果集客は3日間で100000人、初回としては成功と言えるものでした(とフランスメディアには評されている)。

 

 肝心のラインナップはこちら。

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本家Download Festivalの一部のメンツとなっています。なので小規模っちゃ小規模でしたが、それでも豪華なもんです。僕はこのメンツを見た2秒後にチケット即決しました。3日間で148.50€、その他郵送などで結局160€かかったような記憶がありますが、それでも2万いかないくらいという安さ。最高です。キャンプ場は会場のすぐ近くに併設されていました。僕は利用していないので詳細は分かりませんが。

 

 

 

 

 前置きが長くなりました。今回は1日目のみ、2日目と3日目はまた次に。ようやく当日の話に入ります(書いている自分でもようやくである)。

 

 

 

 6/10。朝8時前にバスでリヨンを出発した僕は14時くらいにPorte Maillotに着き、一度Airbnbのホスト先(Levallois-Perretというパリ郊外の街で、Porte Maillotからは徒歩20分くらい。テント泊しない場合、Porte Maillot近郊のメトロの駅近くのホテルに泊まるのもありだと思うけど、こっちのが安いし便利。交通費もかからないし。特に今年はEUROの開幕戦が同日にあって、ホテルホステルを最初探していたけど軒並み満室だったのでAirbnbしか選択肢がなかった。災い転じて福となる、て感じ)に荷物を置いて、再びPorte Maillotへ。シャトルバスに乗って会場へ向かいます。

 

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シャトルバスは14時からとなっていましたが、なんだかんだもっと早くから走っていました。タダです。多少並びますが、循環が良いので割とすぐ乗れます。RATPもやればできるじゃん。常にそのサービスを維持してくれ、というのが無理な話なのは分かっている。このために主催者はおいくら彼らに払っているのだろうか。

 

 

 バスに乗って20分ほど、会場に到着。フランス人らしく当日チケットを買おうという事前準備もクソもない人々が長蛇の列を成していました。それに惑わされないよう注意です。Pass 3 joursというところから送られてきたパスで割とスムーズに入場できます。

 

 

 そして遂に(実際にも、このブログ上でも)会場入り。

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初めてのフェスだったのでやっぱり規模の大きさに驚きました。感激。そして世界各地からメタラーが数万単位で集まってきているという事実にも感激。僕本当にいつも思うのですが、普段は僕の周りにメタラーなんてほとんど、限りなくゼロに近いくらいしかいないのに、いざライブとなるとライブハウスにはどこからともなくバンTを着た人、タトゥーをしてる人、ロン毛でいかにもメタル好きそうな人達が集まってくるんですよね。そしてライブが終わったら各々また何処かへ帰っていく。メタラーの友達は周りに欲しいですが、それにしても僕はこの奇妙な現象が好きです。やはり残念ながら、特に日本では、メタルを聴く人はマイノリティであるわけですが、そんな中メタラーに出会うととても親近感を覚えます。そして今回はフランスという異国で沢山のメタラーの一員としてフェスティバルに参加するわけです。感動以外の何物でもありませんでした。

 

 つまるところメタルは人種を、性別を、歳を、国境を、何もかもを超越する神々しい存在ってわけです(ちょっと違う)。

 

 

 

 入ってすぐにキャッシュレス会計の為ののブレスレットをもらいました。これはかなり並びます。初日だったので30分以上は待ちました。事前にオンラインでアカウントを作り振り込んでおくとパスのバーコードを読み取ってもらうだけで受け取ることができるので良いです。逆に言えばその方法を取ってもそれだけ並ぶってことですが。笑 ただ飲み物の屋台など現金を受け取ってもらえないところもあるので注意です。

 

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ブレスレットの受け取りに時間がかかったのでGojiraはまともに見れませんでした。多少予習してきたのに。下の写真に写ってるビールは5€(250ml)で、容器を返すと1€戻ってくる。

 

セットリストは:

Toxic Garbage Island
L'Enfant Sauvage
The Heaviest Matter of the Universe
Silvera
Stranded
Flying Whales
Wisdom Comes
Backbone
Terra Inc.
Explosia
Vacuity

 

こういうリフがヘヴィなバンドは200%ライブの方がかっこいい。フランスのバンドだしかなりの盛り上がり。L'Enfant Sauvageのアルバムは結構好き。

www.youtube.com

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オフィシャルのマーチャンダイジングショップ。フェスのTシャツとかバンTとかその他グッズとか色々。メイデンはかなり品揃え豊富だった。

 

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一番小さいステージ3。あまり見なかった(知らないバンドばっかだし)けど、雨が降ってくるとみんな雨宿りのために入って行って満杯になっててわろた。恵みの雨ってやつ。笑

 

 

 

 この日は初フェスだったので、メイデン待機、場所確保のためにあまり動かず。よってステージ2のAnthlaxなどはパス。見たかったけどいかんせん相手が悪かったよね。

 

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メイデンの前のメインステージのアクトはDeftones

セットリストは:

Rocket Skates
My Own Summer (Shove It)
Be Quiet and Drive (Far Away)
Swerve City
Rosemary
Diamond Eyes
You've Seen the Butcher
Prayers/Triangles
Digital Bath
Knife Prty
Change (In the House of Flies)
Rubicon

 

 結構人気あるみたいだし(名前は知ってた)今年のRaRの映像とか見ても人の入りは良かったけど、自分にとっては人生で一番退屈なライブだった。。。

 というのはおそらく音楽性の問題で、僕がニューメタル系のバンドをあまり好かないということにそもそもの問題があった。だってボーカルの金切り声わけわかんないしいらないもん。笑 ファンの方はごめんなさい。まぁメイデンの前ということで既に待ちくたびれていたところに止めを刺されたという印象。コーンは嫌いじゃないんだけどなぁ。

 

 

 

 

 

 そして20:35、いよいよIron Maiden!!!!(フェスだとほぼ時間きっちり始まるからいいよね。ライブの入場してからの待ち時間によってテンションも高まっていくし。まぁそこで待たされるフラストレーションがあるから逆にライブがより一層楽しく感じるってのもあるけど。ウェンブリーでのBabymetalは15分遅れて出てきて心の中でブチ切れた。まさにふざロス。深夜バスでパリに帰る予定だったからそのせいでRoR見れなかったし)

 

セットリストは:

If Eternity Should Fail
Speed of Light
Children of the Damned
Tears of a Clown
The Red and the Black
The Trooper
Powerslave
Death or Glory
The Book of Souls
Hallowed Be Thy Name
Fear of the Dark
Iron Maiden
The Number of the Beast
Blood Brothers
Wasted Years

 

 予想通りのセトリでした。行きのバスでこのセトリのプレイリスト作ってひたすら聞いてましたから。笑(新譜はそんなに聴いていなかった)

 

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If Eternity Should Fail。ブルース・ディッキンソン出てきた時は鳥肌だったな。だってクソアクティブだし声量半端ないんだもん。この人が飛行機操縦して世界各国ライブで回ってるって信じられますか?こんな57歳他にどこにいるって言うんでしょうか。まじやばい。

www.youtube.com

(これはSpeed of Light)

 

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どの曲かは覚えていない。笑 なんとブルース・ディッキンソン、MC全編フランス語で行うというサービス精神。当然あまりうまくないので周りのフランス人も??となったりしていたけど、それでもすごい。世界有数のバンドたる所以か。

 

 Blood Brothersの時はメイデンのロゴが入ってるフランス国旗を掲げてバタクランの犠牲者へのオマージュとしていた。インフレイムスもライブで言及してたし、やっぱミュージシャンとしての衝撃は計り知れないものがあったのかな。そしてパリでそのパフォーマンスをすれば当然観客の心を掴めるという。

 

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The Trooper。こんなでかい旗振り回しつつ歌うブルースryかっけえよ。もちろん彼だけじゃなく、ヤニック・ガーズはギター弾きながらしょっちゅう左足をアンプの上に軽々と乗せるし、デイヴ・マーレイは若々しい笑顔だし、エイドリアン・スミスはイケメンギタリストだし、スティーヴ・ハリスは素人でもわかる変態ベーシストだし、The Red snd BlackとThe Book of Soulsでめっちゃ目立つし、ニコ・マクブレインは(よく見えないけど)歳を感じさせないパワフルなドラミングだし。まさにレジェンドオブザレジェンドである。

www.youtube.com

 

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Iron Maidenで一度終了。ファーストのタイトルトラック、自分の生まれるはるか昔の名曲を生で聴けるなんて思ってもなかったよ。

www.youtube.com

 

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アンコール最初の曲はThe Number of the Beast!!!Run to the HillsとかAces Highとかやんなかったのは残念だったけど、これが一番聞きたかった。イントロとサビは数万人が熱唱。6! 6 6! The number of the beast! Hell! And fire! Was spawned to be released!

www.youtube.com

 

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Wasted Yearsでfin。本当に最高だった、夢のようだった。初めてジェルラン行ってOLのリール戦見たときと同じ感覚だった(わかりづらい)。皆さんにも生まれて以来、10数年待ち焦がれていた瞬間を遂に迎えた瞬間というのがあったと思いますが、まさにその感情です。はーあ戻りてえ!

www.youtube.com

 

 

 

 

 

 そして帰路へ。メイデンはメインステージのトリだったのでこれを見て帰る人も多くかなり混みましたが、会場からバス停への数百メートルの徒歩でおそらく千人単位で抜かしていったので苦しむことなく帰ることができました。日本人の底力。

 

 

 

 

 

 

 というわけでDownload Festival Paris1日目はこんな感じでした。いやはや圧倒的な人の多さに驚いた1日。フェス恐るべし。メタル最高。皆さんも聞いてください、聞かなかった人は大男揃いのアモアマのモッシュピットで一時間耐えてもらうからな!Twilight of the Thunder Godなんて地獄だぞ!

www.youtube.com

(再掲)

 

 

 

 次はそのアモアマとBabymetalの2日目、チルボドとトリヴィアムの3日目について書きます。乞うご期待!!!!(訳:期待してくださる人が一人でもいてくれれば一メタラーの端くれとして非常に嬉しいです、よろしくお願いします)

 

 

 

Bonne journée, 以上長文失礼しました〜〜 

 

 

 

EURO2016 イタリアvsスウェーデン観戦の話

 Bonjour,

 

 4日ぶりの更新でしょうか。もう一ヶ月ほど前に2日に一回の更新を目指すとほざいていたのが遥か昔に覚えます。あの発言をしたバカな僕は一体誰だったんでしょうか。ライナーのように人格分裂を起こしてしまったのでしょうか(例え下手か)。でもフィジカルコンデション的にこのペースは良い感じでした。結構移動したり観光したりしてたので。それにブログ書くのも体力いるんで。経験者でない人は分からないことかと思うんで(謎に上から目線)。

 

 

 移動というと、ついに再びリヨンに戻ってきました。正確にはリヨン郊外のヴィルールバンヌという都市なんですが。リヨンの北東にある小さな市で、つまりほぼリヨンです。パリ郊外の街ブローニュ・ビヤンクールに次いでフランスで二番目に人口密度が高いらしいです。Part Dieuからトラムですぐだし移動も余裕やろとかぬかしていたところ、僕愛用の共用チャリvélo'vを利用するとリヨン中心部までクソ飛ばして20分ほど、距離にして5km強あることが判明して泣いています。こりゃ引きこもりが捗る。

 

 

 

 

 とまぁそんな愚痴はさておき、タイトル通り6/17のイタリアvsスウェーデン観戦について書いていこうと思います。写真中心の投稿だと楽で非常によろしい(本音)。前回のスペインvsチェコと同じく、トゥールーズで観戦してきました。

ryonnais.hatenadiary.jp

 

 何気にリヨン以外の都市にとどまって複数試合観戦するのは初めてでした。PSGは4試合見たけどパルク・デ・プランスで1試合、Parc OLで1試合、サンテティエンヌのジョフロワ・ギシャールで1試合、スタッド・フランスで1試合だし。ちなみにイブラを見るのは5回目。あ、チアゴ・モッタもそうか。笑

 

 

 

 

 

 試合の前日に少し観光したのでその写真を。

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市内中心部。トゥールーズはバラ色の都市って呼ばれているらしい。

 

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日本庭園(Jardin Japonais)。なんか日本人がフランスの地方都市来て日本の文化を味わって日本の良さを再認識するって少し違和感ある。笑 キャピトル広場から少し北西に行ったCompans-Caffarelliというメトロの駅のすぐ近くにあります。

 

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ヌフ橋。19世紀のガロンヌ川の氾濫で唯一残った橋らしい。正直川はリヨンのローヌ川とソーヌ川で満足だから特に何も感じることはない。笑 セーヌ川とかガチ汚ねえしな(突然のパリdis)

 

 

 

 

 そしていよいよ試合。

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前回同様たくさんのサポが集まっていました。

 

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この試合の眺めはこんな感じ。カテ2のイタリア側の席です。なので完全に青のユニを着たアズーリサポに囲まれる、と思ったけどそうでもない感じで、スウェーデンサポもちらほらいました。そしてイタリア人の服装の統一感のなさ。お国柄か。スタンドが青に染まることはありませんでした。スペインの時は完熟トマトの如く真っ赤だったのに。

 

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アップ。下に写ってる長い帽子をかぶったおっさんはまじ邪魔だったけどしっかりこの後帽子を取ってました。イタリア人、フランス人より気が利く可能性あり。

 

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セレモニー。

 

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イタリアサポの服装に統一感が無いと書きましたが、スウェーデンサポはこちらのスタジアムに見せつけるかのよう、太陽によく映える鮮やかな黄色でスタンドを覆いました。それに国旗のおまけつき。スウェーデンではサッカーこんなに人気あるんでしょうか。だってスウェーデンと言ったらやっぱメロデスでしょ?

 

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ロディックデスメタルというジャンルの草分け的存在はスウェーデンイエテボリ出身のバンド、In Flames、At The Gates、Dark Tranquillityとされていて、彼らの音楽はイエテボリ・スタイルとも呼ばれていました。そして今そのシーンを引っ張っているのがArch Enemy、ちょっとヴァイキングメタル寄りだけどAmon Amarth。彼らは全てスウェーデンの土壌から生み出されたのです。良い国かよ!!

 

 と少し脱線しましたが、とにかく今日はスウェーデンはメタルの国ではなかったようです。とにかくサポはいっぱいいました。笑

 

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試合開始。

 

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これ見返して思ったけどイタリアのディフェンスラインペナを基準にクソ綺麗に揃ってる。試合通してユーヴェ4人(ブッフォンキエッリーニボヌッチバルザーリ)とデ・ロッシの守備は盤石だったし、さすがイタリア守備意識が統一されてる。

 

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元OL、黄金期を支えた我らがキム・シェルストレーム。正確な左足は健在。アーセナル移籍した時速攻怪我してネタにされまくったのは悲しかった。笑

 

 そして後半終了間際、フィジカルの強さを活かし耐えてきたスウェーデンだったがザザの落としからの機動力で勝るエデルのドリブルに大柄DF陣がついていけずシュートに寄せきれず失点。イタリアサポ歓喜

 

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前回と違いちょうどいい写真は撮れず。笑 ひとしきり喜んで帰陣するアズーリ

 

 試合終了。1−0でイタリアの勝利。

 

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サポへ挨拶。

 

 

 

 

まとめると、

・イタリアっぽい試合

・イブラ、キエッリーニボヌッチに抑えられる

スウェーデンのCBも完全にペッレを抑えたが機動力に欠けた点が命取りに

スウェーデンの8番は良い選手だった

スウェーデンサポの金髪美男美女率、メタル好きそう率は異常。スウェーデン移住したい

 

 

 

 

 

 以上イタリアvsスウェーデン観戦記でした。スウェーデン良いチームだったしリヨンでまた見られれば良いけど。

 

 そして次の日リヨンへ移動し、ベルクール広場にある(というか広場全体)ファンゾーンでポルトガルvsオーストリアを観ました。

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これが塩試合でもう。ロナウドがPK外したやつです。さっき見てた試合(イングランドvsスロバキア)もまた塩試合でなんか文章書いてるだけでイライラ重複。おのれホジソン。

 

 リヨンのファンゾーンはスタジアム並み、またはそれ以上にボディチェックが厳しかったです。空港でチェックインするように金属探知機のゲート的なのも通らされるし。面倒臭い一方ここまでされた方が安全です。行かれる方はご注意を。

 

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帰りに撮ったローヌ川に架かる橋から

 

 

 

 

 僕の留学も残り10日、こんな景色を日常的に見られる日々も数えるほどとなりました。死にてえ。帰りたくなさやべえ。最後こう思えるということはそれなりに成功した留学生活だったんでしょうか。それともどの留学生も同じ気持ちを味わって帰国するのでしょうか。どのみち僕にとって充実した10ヶ月だったってことですかね(上手くまとめた)。最後の日々を1日1日味わって(?)生きていきたいと思います。

 

 

 

 

Bonne journée、以上長文失礼しました〜〜

EURO2016 スペインvsチェコ観戦の話

Bonjour,

 

 どうもこんにちは。パリでの怒涛の3日間を終え只今はトゥールーズに滞在している僕です。長かった留学生活ももう残すは2週間程となり最近は寂しい限りです。まぁ今まで散々文句を言ったりフランスクオリティ()とか言っている様に別にフランスという国や人々のことが特別好きなわけではありませんが、初めて親元を離れ、10ヶ月も一人暮らしをして、それなりに愛着が湧いた感はあります。もちろんLe football françaisもTe me manquesです。帰国した後もブログは更新しようと思います。色々と書けていないものが有用なネタからクソみたいな話まで積もりに積もっているので。このブログは僕の備忘録でもあることだし。

 

 

 みなさんはいかがお過ごしでしょうか。梅雨で何もかもへのやる気を失っていますか。ザマァみろ。と言いたいところですがこっちの天気も似た様なもので、ほぼ毎日雨が降っています。フランスには梅雨がないなんて僕に言ったやつ出てこいよオラ。

 またはEUROでしっかり4時起きキメて、寝不足の身体を無理やりおこし眠たい目をこすりつつ大学へ通っていますか。これに関しては完全にザマァみろです。なんて言ったってこっちでは当然時差はありませんから。まぁ今はパソコンを持ち歩いていないのでそんなに試合は観れていませんが、それでもそれなりに見ています。睡眠不足のすの字も感じることもありません。

 

 

 そして何と言っても、一昨日(6/13)に生で試合を見てきました。スペイン対チェコ。もちろんトゥールーズに滞在しているのはEUROが理由でしてね。最高でした。すっかりヨーロッパサッカー生観戦慣れ()している僕は最近サッカーを通じて得る感動が薄くなってきていると気づいたのですが、やはりナショナルチームの試合となると別です。

 先日のスイス対ベルギーでもそうでしたが、スタジアムが独特の雰囲気なんですよね。普段とは全く違う空気が漂っています。当然クラブチームの試合でも熱いサポーターは存在するのですが、ナショナルチームの試合となるとその数も質も増えます。ましてわざわざ他国まで(トゥールーズはスペインと近いですが)応援にくる人々、ハンパないです。老若男女みな自国の誇りともいうべきユニフォームをまとい、国歌を歌い、選手を鼓舞するのです。スタンドからは純然たる愛国心が感じられます(独立問題を抱えるスペインでさえも、少なくとも僕の目にはそう映りました)。

 

 個人的には結構昔、おそらく2006W杯あたりからずっとスペインを応援していたのでEUROの舞台で生で我らが ”無敵艦隊” を観戦できたのは感慨深かったです。EURO2008でイタリアにPK勝ちした時早朝にもかかわらず勝利の雄叫びを上げて母を起こしてしまい怒られたのが懐かしい。

 

 

 

 長くなりました、というわけでいきましょう。EURO2016観戦記Part1.スペインvsチェコ!!

 

 僕は宿泊先から試合会場であるスタディアム・ミュニシパル・ドゥ・トゥールーズ(Stadium Municipal de Toulouse)まで歩いて行きました。ちなみにスタジアムの最寄駅はメトロB線のEmpalotもしくはSaint-Michel Marcel Langerです。ガロンヌ川に浮かぶ島と言うか、中洲というか、という所に位置しています。普段はリーグアン所属のトゥールーズFCの本拠地となっております。EUROの試合がある試合はトラム2番線Arenès-Plais de Justice間が動いていないので注意。

 

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割と綺麗。

 

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ファンショップがありました。品揃えは悪い。

飲食系の物も限られていて、食べ物はバゲットのサンドウィッチ、ピザとスナック、飲み物はコーラや水などとビール(といってもアルコール0.5%のシロモノ)などでした。おそらくトゥールーズに限らずEUROの会場共通だと思います。

 

  スタジアムはそこまでメインスタンド以外1階席のみ(メインスタンドの2階席もほぼ記者席)で大きくはなく、程よい作りでした。この試合の動員は29000人とのことで、今大会のスタジアムでは最小なのかも。自分はカテ4でゴールほぼ真裏だったのでイマイチな眺め。もっと傾斜があってもいいなぁ。やっぱParc OLが最高なんだね(アピール)。

 

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トゥールーズはスペインに近いこともあってかサポーターの席は赤に染まっていました。自分もユニ持って来ればよかった、失念。だって僕が持ってるの2004年のオーセンティックっていう中々のマニアック度だもん。

 

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選手紹介はチームの母国語で。フランス語をやっていたらスペイン語多少理解できるってのはガチ。

 

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試合開始前のトゥールーズでの開会セレモニー。よく見えねえ。

 

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前半。只今話題のデヘアが目の前に。

 

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後半。今度はチェフが目の前ってアツすぎ。

 

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得点シーン後の歓喜。リーガでマドリーを応援している身としてはピケ(ごとき)のゴールで喜んでしまったのは一生の不覚。まぁしょうがないよね、結構終了間際だったし、目の前だったし。それに一番最初にピケに飛びついたのラモスだし。てかフランス語だとpiquéはループシュート、パスのことを指します。つまりモナコ戦ラカゼットの2点目はpiqué(モナコファンをしつこく抉っていくスタイル)。

 

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試合終了。こっちの方まで挨拶しには来てくれなかったけど、ラモスがユニとキャプテンマークをサポにあげてたのが印象的。

 

 

 

生観戦しての雑感。

・スペインみんな笑えるほど上手い。パススピード速いし正確。トラップもこれまた正確。

イニエスタは別格。なんでも出来る。攻守の切り替えも早い。ロシツキーを潰した出足の早さはビビった。球際も強い。

・ラモスとピケは調子が良ければ別格。ほぼ何もさせてなかった。ラモスは体格も髪も髭も格闘家ってか。ガタイ良すぎ。そしてその前にブスケツって。ネチド泣いてた(嘘)。

ファンフランは玄人好みの選手。シルバが中寄りにプレーするのもあってサイドのスペースを良いタイミングで突いてた。ボールもらって仕掛けてかわしてクロスも上げれるし有能。

ロシツキーは神出鬼没。1人で組み立ててからの抜け出して、からのディフェンスって頑張りすぎ。あんだけ上手い選手があんだけ走ったらそりゃ重宝されるわ。

・正直もっと上から見たかったけど、ほぼピッチレベルで観れたのもまた良かった。

・(クソウンコ)カンプノウへ行かずにイニエスタ、ピケ、ブスケツのプレーを観れたのは良かった。あとまぁジョルディ・アルバもその中に入れといてやるよ(何様)。

 

 

 

 

と。こんな感じでした。笑

僕の周りは普通にチケットを取った普通の人達で応援に巻き込まれることは無かったけど、スペインサポもチェコサポも盛り上がってた。これぞフットボール、これぞEURO。世界最高レベルの大会を肌に感じることができました。あー留学のタイミング最高だったなぁ。

 

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追記:今日(6/15)はファンゾーンでフランス対アルバニアを見ました。途中雨が降って寒かった。試合も寒くなりかけたけどフランス勝って良かった。無事観戦できそうです。

 

 

 

まだ後2試合は行くのでお楽しみに。

Bonne journée、長文失礼しました〜〜

フランス、ヨーロッパ長距離バス完全比較の話

Bonjour,

 

 また前回の投稿から少し時間が空いてしまいました。その間僕はオセール→リヨンと移動して、現在はAirbnbでパリに滞在しております。その目的が先日開幕したEUROだと思った人、まだ甘い。僕の事をまだわかっていないようなので、反省して坊主にでもして下さい。僕の事をわかろうなんていう気が更々ないって人は…んーこちらも坊主で(面白い事が思いつかなかった)。

 

 現在パリの夜は売春婦がうようよしてるというブローニュの森の隣というか中にあるHippodrome de Longchampという競馬場(!?)で開催されているDownload Festival Parisに参加している真っ只中です。3日間のうちの2日目の朝なう。パリはホステルでも暴力的に高いので、今回は立地も良かったということでAirbnbなのです。フェスのこともAirbnbについても後日記事にしようと思います。

 まぁとりあえず今年から始まったということでフェスの運営はクソ。フランスクオリティ(単純にフェス慣れしてないからかな)。でもアイアンメイデンは最高だった。ウルっときたもん。メイデンは僕がまだメタル本格的に好きになる前から父さん(あまりメタラーではない)の趣味によりIron Maiden, Killers, The Number Of The Beastとかは聞いてて、まさかそんな、自分が生まれる遥か昔からやってるバンドを生で見れるなんて本当に夢のようだった。アンコールのThe Number Of The Beastのイントロが流れた時何てもう。Its number is six hundred and sixty six...

 そして今日は例のAmon Amarthとベビメタ。暴れるぞ!(6/11夜追記:アモアマ最高でした)f:id:Ryonnais:20160612190626j:imagef:id:Ryonnais:20160612190630j:imagef:id:Ryonnais:20160612190633j:image

 

 

 

 

 とまぁいつも通り早速長々書いてしまいましたが、今日はそんなことを書こうと思ったわけではありません。まず、

Parc Olympique Lyonnaisガイドの話 - 留学サッカー生活 inリヨン

 

こちらの記事を少し更新しました。EUROでリヨンに来られる方は再度ご一読どうぞ。

 

 

 

 そしてようやく本題に入りますと、今回はフランスを中心にヨーロッパの長距離バスの会社比較を僕目線でしていこうと思います。留学する人も旅行する人も、お金がなかったりなんやかんやで移動時に長距離バスを利用することは多いと思います(金欠、節約以外でバスを使う理由は見当たらないが)。                    

 僕はこの留学生活で死ぬほどバスを使いました。リヨンは場所的にイタリア方面やスイスが近いこともあってもうこれでもかというほどバスに乗りましたが、まだ乗る予定があります。ラーメン屋だったらそろそろ一杯タダで食えてもいいレベルの優良顧客ぶり。リヨンに留学する前は海外で長距離バスなんて使ったことは無かったのに、今では玄人、他の利用者と一線を画すオーラを放っています(盛)。

 

 ということでそんな僕がお送りするバス比較、お楽しみください。というかご参考になれば幸いです。Allez-y!

 

 

 

 

まず僕が今までに使ったバス会社とその特徴を列挙します。

 

・Flixbus(フランス国内、ドイツで利用)

一番お世話になっている会社。西はバルセロナ、東はワルシャワやコシツェ、ザグレブなど中欧東欧、さらに北はストックホルムまでおそらくヨーロッパで一番長距離をカバーしている。ドイツの会社で、フランスクオリティとは程遠い快適さが感じられます。

 

・OuiBus(フランス国内、ロンドン行きで使用)

フランス国鉄SNCFが運営しているバス会社。国営という事で国の威信がかかっているのか、安定感のあるクオリティ。SNCFのサイトで列車を検索すると一緒に出てきます。

 

・Isilines(フランス国内で利用)

民間のバス会社。ブザンソン→リヨンやリヨン→オセールでお世話になったことから、他社にない路線で顧客を得ている印象。

 

・Megabus(フランス国内、ドイツで利用)

安さで有名なバス会社。北米にもあるというか、そっちの方が有名。ヨーロッパでメガバス乗った人のブログとか記事見たことないかも。とにかく安い。

 

・Starshipper(フランス国内で利用)

ちょっとマイナーな会社。長距離というか中距離が多めな印象。リヨンからはクレルモン=フェラン行きやグルノーブル行きのバスが出ていた。

 

・Eurolines(あらゆる所で利用)

おそらくヨーロッパで最も有名なバス会社。Flixbusが最も広範囲をカバーしていると書きましたが、それと同じくらい、もしくはそれ以上に広範囲の可能性アリ。というのも、この会社は自身のEurolinesのバスも走らせているが、現地の会社と提携(フランスではIsilines、スペインではAlsa、東欧ではLastaなど)している(実際提携している関係なのかはわからないが、Eurolinesのページからそれらの会社のバスを予約できる)。f:id:Ryonnais:20160612190907j:image

唯一撮ってたバスの写真。笑

 

 

 

 ここで少し説明しておきますと、フランスやドイツでの長距離バスで共通しているのは乗り方が簡単ということです。オンラインで買って、メールでチケットが送られてきて、それを携帯で保存して、バスが来る2、30分前にバス停に行って(必ずしも定刻通りに来るとは限りませんが。というか大抵は多少遅れます)、チケットのQRコードを乗務員の持ってる機会にかざせばOK。印刷の必要はありません。Megabusは送られてきたメールに書かれている予約番号を見せるなりすればOK。ただEurolinesやその他東欧などのバス会社では印刷の必要がありますが。まぁ東欧ではバスターミナルへ行ってその場でチケットを買うのが主流なので日本と同じようなもんです。

 

(僕的ヨーロッパでの長距離バスの乗り方のコツは・早めにバス停に行く・自分のバスが着いたら入り口近くの良い位置をとる・気後れすることなく我先に、というは少し言い過ぎですが自分からチケットを見せに行く・乗ったら座席を倒すことができる場所に座る(バス中央の入り口の前側(つまり後ろに席がない)ところがリクライニング可能ならばそこ)・混んでいない場合は隣に荷物を置きスペース確保、といった感じです)

 

 

 

 と以上僕が実際に乗ったことのあるバス会社6社を比較してみようと思います。フランスの長距離バス会社はほぼこれで全てなのでは。・値段・座席・Wi-Fiと充電、そして最終的にコスパで比較していきます。東欧旅行の時はなんかよくわからないバスも一杯乗りましたが、よく覚えていないし場所が違うので比較しにくいのでここは除外。あくまで僕の経験に基づく主観なのでよろしくお願いします。

 

 

 

まず第一ラウンド、値段。

安い Megabus<<Isilines=OuiBus<Starshipper=Flixbus<Eurolines 高い

 

 ここは間違いなくMegabusが1位です。サービス料含め 1.5€から長距離バスに乗ることができます。とはいえその値段でのチケットは限られていて、どのタイミングで手に入れることが出来るのかは不明。タイムセール的なのがあるのかも。Megabusのサイトをよく見ていなければいけません。ただこの値段で無くても他の追随を許さない値段。リヨン→パリだと5-8€で行けます。外食チェーンで例えるとすき家

 第2グループのIsilinesとOuiBusは並の値段。なか卯。15€ほど。

 次のFlixbusは長距離バス界だと少し高級感のある印象。ロイホ(牛丼で高級感あるとこ知らないw)。高校の最寄りにある唯一のファミレスがロイホだったが、高いから1度も行ったことがなかったという。

 Eurolinesは訳も無く高いんでちょっと変わったところに行く時以外調べません。笑 2ヶ月か3ヶ月以上前に買うと半額(キャンセル不可)みたいなのもありますが。

 

 

 

お次第二ラウンド、座席(乗り心地含む)

悪い Megabus<<Eurolines=Isilines=Starshipper<OuiBus<Flixbus 良い

 

 ここは間違いなくMegabusがビリ。安かろう悪かろうということで、大抵乗り心地悪いです。安くしようと考えたら当然乗員人数を増やそうとする訳で、席と席の間のスペースは狭く、正直リヨン→パリ間の6時間以上は乗りたくありません。笑 それに安いのであまり客層が良くないと感じました。少し差別的な表現になりそうなので具体的には言及しませんが、ぱっと見隣に座りたくないような人がいたり。そしてリヨン→パリなど人気の路線では時間によってはかなり席が埋まるので大抵2人分のスペースを確保することはできません。あしからず。

 EurolinesとIsilinesは座席は標準ですが混む率が高い印象。Isilinesでブザンソンからリヨンに帰ったときは初めての長距離バスなのにも関わらずブザンソンの前のディジョンで既にかなり席が埋まっていて、まだ長距離バス素人だった僕は一番後ろにキツキツで座ることに。ただこの間オセールに行った時は空いていて快適だったので、やはり路線によるかと。Starshipperはも並かな(雑)。

 その次のOuiBusは座席は並以上でややゆったりめ。割と混んでいて長距離のロンドン→パリ間で乗り心地が良かったのが高ポイント。まぁ隣に座ってた女性にちょっと親切しておれ良い奴じゃん、と自己満足したプラスな思い出が作用している感は否めない。笑

 トップはFlixbus。リヨン⇄パリ間だとおそらく良い車が割り当てられているので座席は皮革でゆったり座れます。Flixbusで乗り心地が悪かったことはありません。

 

 

第三ラウンド、Wi-Fiと充電。

悪い Megabus=Eurolines<Isilines<Flixbus=Starshipper<OuiBus 良い

 何とかMegabusが単独ビリを免れる展開。MegabusのWi-Fiは速度はやや遅め、更に同じ端末で200MB以上使うと速度制限にかかり使い物にならなくなります。コンセントは無し。Eurolinesはピンキリ、当たり外れが多いです。特に少し辺鄙な場所に行く場合大抵Wi-Fiはないです。HPにWi-Fiあるって書いてある!と言ってもない場合はEurolinesに限らず多々あります。ご承知を。コンセントもある場合ない場合、あるのに使えない場合があります。笑

 Isilinesは充電に関してはコンセントもUSBジャックもあり充実しているものの、Wi-Fiが遅いです。バス乗ってるのに電波弱いし。

 Flixbusもピンキリです。こちらも上述した通りリヨン⇄パリ間などは良い車両なのでコンセントがありますが、微妙な路線では僕の経験上ありません。Wi-Fiも途切れる場合が多々あります。使える場合クオリティは高いですが、使えない可能性は40%というところ。StarshipperはコンセントはありませんでしたがWi-Fiは快適でした。グルノーブルへ行く時にあまちゃんを2話連続放送で見た思い出が。笑

 OuiBusはWi-Fi良し、コンセント有りと人々が携帯端末やタブレットに依存しているこの時代にぴったりのバス。と何故か皮肉目に言いましたが、言うことなしです。快適なネット環境で長距離移動も楽々です。

 

 

 そして最後、コスパ(言い換えると僕の満足度)の比較。

 

悪い Eurolines<Megabus=Isilines<OuiBus=Starshipper<Flixbus 良い

 Eurolinesはフランス国内での移動には向かないです。国外では重宝しましたが。特に東欧に旅行する場合はかなり便利でしょう。ただ予約の際にセルビア語のページに飛ばされるのでグーグル翻訳ないと死にます。キリル文字読めねえって。

 Megabusは安かろう悪かろうという事でこの順位。パリのバスステーション(Bercy)もクソ汚くてあまり好きではないです。ただでさえバス移動というのは底辺中の底辺(言い過ぎ)、金欠マンが取る移動手段でバスを選択した時点で節約になっているのに、更にお金を切り詰めて快適でないバスに乗るのはちょっと…と思いました。ただ安いというのがMegabusの特徴なので、その辺は文句を言っても仕方がないのですが。

 IsilinesはWi-Fiが本当にアレ。でも路線的に痒いところに手が届く…みたいな感じで良いです。

 OuiBusの順位はフランスの意地ですね。笑 手堅くいくならOuiBus、おそらくハズレはしないでしょう。

 Starshipperは正直あまり利用してなく、言うなれば規定打率に達していないバッターが打率のリーグトップテンに名を連ねているような感じです。笑 前述した通り中距離中心なのであまり利用することはないかもしれません。

 Flixbusが僕の中では1位。お気に入りなので。笑 バスで移動するならせめて良いバスに乗りたいです。おそらくは快適な旅になるでしょう。よく利用する上に自分のブログでやたら賞賛するって自分はFlixbusの手先なのかって。笑

 

 

 

 

 

  以上僕の完全主観(自分で打ってて思ったけど完全主観って響きからしてエロいな)でお送りした長距離バス会社比較でした。

 そして少し番外編。フランスではカーシェアリングがとても一般的です。中でもBlaBlaCarというサイトが有名です。利用するには登録して、日時と出発場所と目的地で検索、見つかったらその自動車をオファーしている運転手に予約を申請、受け入れられたらそれでOKです。ユーザー同士の評価もしっかりしていて、割と女性の方でも気軽に利用できるのではないかと思います。

 メリットとしては近距離移動の場合安く早く移動でき、バスや電車で良い便がなかった場合に便利、デメリットとしてフランス語ができないと辛い(笑)ということが挙げられます。移動で困った場合の最終手段として利用するのが良いでしょう。

 

 

 

 

 

 

 いかがだったでしょうか。また今回も長々書いてしまいました。驚異の6000文字。普通のブロガーなら4分割はしそう。因みに僕が人生で一番快適だった旅はイスタンブール→ソフィアの長距離移動です。トルコは長距離バスがかなり発達していて、競争が激しくサービスが良いのです。僕のバスでは座席が隣とくっついていなく革製でゆったり、更に水やお菓子をタダでもらい、挙げ句の果てに高速脇のマックで休憩という。笑 良い思い出です。

 

 

 それではbonne nuit、長文失礼しました〜〜