留学サッカー生活 inリヨン

僕とリヨン第3大学とOlympique Lyonnaisとメタルの話です。

EURO2016 スペインvsチェコ観戦の話

Bonjour,

 

 どうもこんにちは。パリでの怒涛の3日間を終え只今はトゥールーズに滞在している僕です。長かった留学生活ももう残すは2週間程となり最近は寂しい限りです。まぁ今まで散々文句を言ったりフランスクオリティ()とか言っている様に別にフランスという国や人々のことが特別好きなわけではありませんが、初めて親元を離れ、10ヶ月も一人暮らしをして、それなりに愛着が湧いた感はあります。もちろんLe football françaisもTe me manquesです。帰国した後もブログは更新しようと思います。色々と書けていないものが有用なネタからクソみたいな話まで積もりに積もっているので。このブログは僕の備忘録でもあることだし。

 

 

 みなさんはいかがお過ごしでしょうか。梅雨で何もかもへのやる気を失っていますか。ザマァみろ。と言いたいところですがこっちの天気も似た様なもので、ほぼ毎日雨が降っています。フランスには梅雨がないなんて僕に言ったやつ出てこいよオラ。

 またはEUROでしっかり4時起きキメて、寝不足の身体を無理やりおこし眠たい目をこすりつつ大学へ通っていますか。これに関しては完全にザマァみろです。なんて言ったってこっちでは当然時差はありませんから。まぁ今はパソコンを持ち歩いていないのでそんなに試合は観れていませんが、それでもそれなりに見ています。睡眠不足のすの字も感じることもありません。

 

 

 そして何と言っても、一昨日(6/13)に生で試合を見てきました。スペイン対チェコ。もちろんトゥールーズに滞在しているのはEUROが理由でしてね。最高でした。すっかりヨーロッパサッカー生観戦慣れ()している僕は最近サッカーを通じて得る感動が薄くなってきていると気づいたのですが、やはりナショナルチームの試合となると別です。

 先日のスイス対ベルギーでもそうでしたが、スタジアムが独特の雰囲気なんですよね。普段とは全く違う空気が漂っています。当然クラブチームの試合でも熱いサポーターは存在するのですが、ナショナルチームの試合となるとその数も質も増えます。ましてわざわざ他国まで(トゥールーズはスペインと近いですが)応援にくる人々、ハンパないです。老若男女みな自国の誇りともいうべきユニフォームをまとい、国歌を歌い、選手を鼓舞するのです。スタンドからは純然たる愛国心が感じられます(独立問題を抱えるスペインでさえも、少なくとも僕の目にはそう映りました)。

 

 個人的には結構昔、おそらく2006W杯あたりからずっとスペインを応援していたのでEUROの舞台で生で我らが ”無敵艦隊” を観戦できたのは感慨深かったです。EURO2008でイタリアにPK勝ちした時早朝にもかかわらず勝利の雄叫びを上げて母を起こしてしまい怒られたのが懐かしい。

 

 

 

 長くなりました、というわけでいきましょう。EURO2016観戦記Part1.スペインvsチェコ!!

 

 僕は宿泊先から試合会場であるスタディアム・ミュニシパル・ドゥ・トゥールーズ(Stadium Municipal de Toulouse)まで歩いて行きました。ちなみにスタジアムの最寄駅はメトロB線のEmpalotもしくはSaint-Michel Marcel Langerです。ガロンヌ川に浮かぶ島と言うか、中洲というか、という所に位置しています。普段はリーグアン所属のトゥールーズFCの本拠地となっております。EUROの試合がある試合はトラム2番線Arenès-Plais de Justice間が動いていないので注意。

 

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割と綺麗。

 

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ファンショップがありました。品揃えは悪い。

飲食系の物も限られていて、食べ物はバゲットのサンドウィッチ、ピザとスナック、飲み物はコーラや水などとビール(といってもアルコール0.5%のシロモノ)などでした。おそらくトゥールーズに限らずEUROの会場共通だと思います。

 

  スタジアムはそこまでメインスタンド以外1階席のみ(メインスタンドの2階席もほぼ記者席)で大きくはなく、程よい作りでした。この試合の動員は29000人とのことで、今大会のスタジアムでは最小なのかも。自分はカテ4でゴールほぼ真裏だったのでイマイチな眺め。もっと傾斜があってもいいなぁ。やっぱParc OLが最高なんだね(アピール)。

 

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トゥールーズはスペインに近いこともあってかサポーターの席は赤に染まっていました。自分もユニ持って来ればよかった、失念。だって僕が持ってるの2004年のオーセンティックっていう中々のマニアック度だもん。

 

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選手紹介はチームの母国語で。フランス語をやっていたらスペイン語多少理解できるってのはガチ。

 

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試合開始前のトゥールーズでの開会セレモニー。よく見えねえ。

 

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前半。只今話題のデヘアが目の前に。

 

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後半。今度はチェフが目の前ってアツすぎ。

 

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得点シーン後の歓喜。リーガでマドリーを応援している身としてはピケ(ごとき)のゴールで喜んでしまったのは一生の不覚。まぁしょうがないよね、結構終了間際だったし、目の前だったし。それに一番最初にピケに飛びついたのラモスだし。てかフランス語だとpiquéはループシュート、パスのことを指します。つまりモナコ戦ラカゼットの2点目はpiqué(モナコファンをしつこく抉っていくスタイル)。

 

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試合終了。こっちの方まで挨拶しには来てくれなかったけど、ラモスがユニとキャプテンマークをサポにあげてたのが印象的。

 

 

 

生観戦しての雑感。

・スペインみんな笑えるほど上手い。パススピード速いし正確。トラップもこれまた正確。

イニエスタは別格。なんでも出来る。攻守の切り替えも早い。ロシツキーを潰した出足の早さはビビった。球際も強い。

・ラモスとピケは調子が良ければ別格。ほぼ何もさせてなかった。ラモスは体格も髪も髭も格闘家ってか。ガタイ良すぎ。そしてその前にブスケツって。ネチド泣いてた(嘘)。

ファンフランは玄人好みの選手。シルバが中寄りにプレーするのもあってサイドのスペースを良いタイミングで突いてた。ボールもらって仕掛けてかわしてクロスも上げれるし有能。

ロシツキーは神出鬼没。1人で組み立ててからの抜け出して、からのディフェンスって頑張りすぎ。あんだけ上手い選手があんだけ走ったらそりゃ重宝されるわ。

・正直もっと上から見たかったけど、ほぼピッチレベルで観れたのもまた良かった。

・(クソウンコ)カンプノウへ行かずにイニエスタ、ピケ、ブスケツのプレーを観れたのは良かった。あとまぁジョルディ・アルバもその中に入れといてやるよ(何様)。

 

 

 

 

と。こんな感じでした。笑

僕の周りは普通にチケットを取った普通の人達で応援に巻き込まれることは無かったけど、スペインサポもチェコサポも盛り上がってた。これぞフットボール、これぞEURO。世界最高レベルの大会を肌に感じることができました。あー留学のタイミング最高だったなぁ。

 

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追記:今日(6/15)はファンゾーンでフランス対アルバニアを見ました。途中雨が降って寒かった。試合も寒くなりかけたけどフランス勝って良かった。無事観戦できそうです。

 

 

 

まだ後2試合は行くのでお楽しみに。

Bonne journée、長文失礼しました〜〜