留学サッカー生活 inリヨン

僕とリヨン第3大学とOlympique Lyonnaisとメタルの話です。

フランスここが嫌だよ、の話

Bonjour,

 

 隔日記事投稿チャレンジ、早くも心折れかかっている僕です(注:この時はまだやる気はありました。結局手直ししている今は6月1日の夜中。完全に失敗です)いや辛いって。書いてるとなんか文字数増えちゃうから2日にいっぺんレポート書いてるようなもん。謎にストイックです。このどこの馬の骨(失礼)が見てるかわからないブログのために…まあ良いんです。楽しみに読んでくれている人が1人でもいるなら書き続ける、と言うほどこのブログに懸けてるわけじゃありませんが、割と自己満ですし。文章書きたいし。備忘録的なね。

 

 

 長々と文章を書き連ねるには(書き連ねるモチベーションを保つには)良い環境が必要です。前々回はニース、前回はトゥーロンでした。そして今回はスイスはジュネーブに来ています。そう、In Flamesのビョーン・イェロッテにピックをもらった懐かしの場所です。

ryonnais.hatenadiary.jp

もちろんそれだけでは無く街自体もお気に入りです。じゃなかったら2回も来ません、いくらリヨンから近いとはいえ。

 という事で今日もアルプスの柔らかな日差しの下レマン湖のほとりでクソみたいな文章を書いています。ちなみに今日ここまでのハイライトはビッグマックが11€ちょいだった事です。涙目。あとジュネーブではWi-Fiに接続するためには大抵SMSでコードを受け取り、入力することを求められます。旅行者泣かせのシステムです。海外でのローミング費用がかかりますから。  

 と初っ端から長々かましましたが、結局何が言いたいかというと、またサッカーを観に来ているってことです。スイス対ベルギー。EURO前両チーム最初の親善試合、メンツ的にめちゃ楽しみです。昨日の日本イングランドよりも。まあサッカーの話はいずれまた。

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アザールシャキリやばかった。つかベルギーのメンツね。さながらプレミアオールスターズ。

 

 

 

 今日は順番的に僕が思ってる事を適当に書き連ねる回です。そして、僕がここ10ヶ月程で感じた日本と比べたフランスの嫌いなところを書きます。ぶっちゃけ僕そこまでフランス好きじゃないんでスラスラ書ける気がします。フランス、と一括りにして批判を展開するのは少し気が引けますが、そこはご容赦ください。先に言っておくと僕はこっちでできた友達、知り合いにネガティブな印象は持っていません。僕がこれから話す対象はごく一般的なフランス、フランス人のステレオタイプについてです。そうじゃない事や人も沢山いることを念頭に置いて読んでほしいです、これは単純に僕が思う短所を指摘するものなので。フランスと聞くと華やかなイメージばかり思い浮かべますが、実際そうでもない、という事を知るのも大事だと思います。それでは行きましょう、Allez-y!!!(何かを批判する時ってテンション上がるよね、否定する人は偽善者だと思う)

 

 

 

 

 

 ➀働かない
 まぁこれはありますよ。スーパーでのレジ、マックの店員、昼間は閉まる役所…どれをとっても日本以下です。本当に遅いです。日本と比べるのは酷かもしれませんが。彼らの頭の中に効率なんて言葉は存在しません、かつてナポレオンが我輩の辞書に不可能という文字はないと言ったように(今調べたら実際こう言ったわけではなく"Impossible n'est pas français"って言ってたんですね。シンプル)。マジな話、夕方主婦がこぞって買い物をする時間にスーパーに行かないほうが良いです。時間を無駄にします。

 

 そして面白いのはそのくせ自分の権利を主張するんですよね。今盛んに労働法改正について論議されていて、リヨンでも大規模なデモが行われたりしています。僕は常々感じるのは(それが改悪であっても)普段ロクに働かないくせにこういう時ばかり自らの権利ばっか主張すんな、ということです。

 

 少し話はずれますが、今季セックステープ問題で話題となったOL所属のヴァルブエナに関してまた新たな騒動が起こりました。アウェーでのトゥールーズ戦後、OLの選手が帰るため空港にいた時、とある父親が子供に「ごらん、あれがラカゼット、給料上げさせたのに働かなくなったヤツで、ヴァルブエナベンゼマがEUROに出場できなくなった原因だ」と選手にも聞こえるような声で子供に言いながら携帯のカメラで写真を撮っていたところ、ラカゼットは無視したものの怒ったヴァルブエナが携帯を取り上げ投げ捨てた、というものです。確かに手を出したヴァルブエナにも非があるでしょう。しかし選手に向かってそんな悪口を言う(そしてヴァルブエナは被害者でもある)のは人としてリスペクトが欠けているとしか言えません。にも関わらずその男(身体的障害を持っている)は自分の行為を省みず弱者という事実にかこつけてヴァルブエナに携帯とその行為による精神的ダメージの賠償を求める、と発言したのです。正直どんな思考回路をもってしたらそんなことを堂々とメディアに発言できるのか、と思いました。

 これは極端な一例ですが、このような自分の権利ばかり主張するメンタリティというかお国柄というか、それが僕は大嫌いです。

 

 

 

 

 

 ➁汚い

 前もブログに書きましたが、

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汚いですね。笑 ウンコもまぁそうなんですけど、吸い殻などそういった日常的ポイ捨て癖がフランス人にはついています。顕著なのはサッカーのスタジアム。Tifo(コレオとも言いますね、試合が始まる前のサポーターが作る大きな絵見たいなヤツです)を紙で作る場合は当然一人一枚使って、まぁこんな感じで綺麗にできます。やればできるじゃんフランス。

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しかしこの後。Tifoを作り終えたらこのもはや用無しとなった紙切れを持った人々は何をするでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

適当に座席の下にでも捨てておく、と思った人はまだ甘い。正解は「丸めて前、下に向かって思いっきり投げ捨てる」です。これはカルチャーショックでした。そしてそのかわり飲み物や食べ物のゴミは座席の下に放っておきます。いわばこれがフランス流のサッカー観戦。全員がそうだとは言いませんが、誇張はしていません。

 リヨンは綺麗な方ですし、この間行ったニースは観光地なのでかなり綺麗な印象でした。しかしタチが悪いのはパリ。エッフェル塔ヴェルサイユなどきらびやかな印象が強いですが、実際そういったスポットを離れると暗くて汚くて陰気臭いという印象が強いです(僕評)。モンマルトルの近く(あまり治安は良くはない地域)のホステルに泊まって朝早く出発した時に清掃員が道をシャワーで流していました。パリではあれが日常なのでしょうか。笑 なんかパリのネガキャンみたいになりましたが(実際そんな好かない、リヨンのが良いよ)、要はそう多くの日本人が想像するような感じではないってことです。

 

 

 

 

 

 

 

 ➂図々しい

 正直僕はこれが一番嫌です。言い換えるとウザいってことです。他人お構いなしでタバコ吸うし、人に煙がかかっても全く気にしないし、横入りしてくるし、順番待ちしないし、歩くの遅いし、狭い道横に広がって歩くし...例をあげたらきりがありません。

 

 横入りババアはバスに乗るときに現れました。身なり、雰囲気、僕の先入観からしてあ、こいつ絶対図々しいな、というババアが僕の後ろに並んでいました。彼女は一度列から離れたと思うと、戻ってきて僕に「私アンタの前に並んでなかった?」とまるで自然に聞いてきたのです。

 長距離バスに乗る場合はいかに良い席を確保し、隣に荷物を置き、しっかり隣に誰も座らせずスペースをキープすることがクソほど重要、そのためにバス乗車時の列で良い位置を取ることが不可欠(こういうように考えるということは、僕も多少フランスに染まっているのかもしれません。というか多分染まってる。ただ弱肉強食の世界、こうしないと生きていけないと考えて自己正当化しています。でも日本人の謙虚な心も幸いまだ持ち合わせているので図々しくはないと思います)なので自分の並んでいた場所は覚えているはず、ということはこのババアは間違いなく確信犯です。

 僕は「いや、僕の後ろだったよ(訳:ざけんなババア、俺の後ろに決まってんだろ、この俺の順番を抜かそうとするとはいい度胸してんな、日本人だからってなめんじゃねえぞオラああん!?)」と言ってババアを退けましたが、こういうこともあるということを頭に入れておかなければいけません。

 

 邪魔になっている場合なら¨Pardon?¨ ¨Excusez-moi?¨と一声かければ済みますが、まぁ面倒臭い(僕のこういう性格も原因)し、邪魔なのは確実に明らかなのでいや元からそこいるなよ、と言いたくなります。

 後嫌な経験としてはサンテティエンヌにサッカーを見に行った時に隣が明らかにDQNで僕の存在など気にせず足を広げてきてスペースを奪いサッカーそっちのけでスナチャを撮りまくりとにかく不快、ってことがありました。これだから緑は。つか外人は自己顕示欲が強いのかやたら自撮りでスナチャしたり動画撮ったりしてそれもまた邪魔だったりでまじウザいw

 

 

 

 

他にもメトロのチケットの売り場で50セントある?とか隣の知らない人に聞かれたりもします。これは特に不快になるわけではないので小銭あったら渡しますし、別にそれで何の問題も起きないのですが、それもまた日本ではまずないことなので初めは「おっ、おうw」となりました。

 

 

 まとめると彼らは基本的に生まれてこのかた無意識に他人のことを考える、ということをしたことがないのです。それは誰のせいというわけでもなく、こういった社会の中で育ったのでそのような行動パターンが刷り込まれなかった、ということだと思います。がやはりこの点日本での生活の方が人々の無意識な気遣いが感じられます。満員電車のゴリ押しジジイは別ですけどね。

 

 

 

 

 

 

 ということで今回は自分の愚痴のはけ口となったこともありいつもよりも長くなってしまいました。4000文字ってワロタ。最後まで読んでくれてありがとうございます。何度も言うようですがこれはあくまで僕の考えというだけで人によって捉え方は違うと思います。がしかしフランスで日本と完全に同じ感覚で生活することはできない、ということです。これを踏まえてフランスでの生活に臨めば順応もしやすいのではと留学もほぼ終わった身として感じています。まぁあくまで10ヶ月のみの経験者の戯言です。笑

 

 

 

次回もお楽しみに!

Bonne nuit, 長文失礼しました〜〜